環境分析・環境計測
総合的な計量技術と豊富な実績を背景に、大気、水、土壌、粉じん、アスベストなどの計測・分析を通じて、お客様の環境保全の維持・改善に貢献します。
事業登録
計量証明事業 | 濃度 | 岡山県 第6-26号 |
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千葉県 第575号 | ||
音圧 | 岡山県 第7-15号 | |
振動加速度 | 岡山県 第8-10号 | |
作業環境測定機関 | 岡山労働基準局 第33-9 千葉労働基準局 第12-28号 | |
土壌汚染状況調査指定調査機関 | 環境大臣環 2003-1-410 | |
建築物空気環境測定業登録 | 千葉県 市原保23空第1号 |
アスベスト調査
建築物のアスベスト調査
- 建築物石綿含有建材調査者が建築物のアスベスト調査を行います。 (特定建築物石綿含有建材調査者3名、一般建築物石綿含有建材調査者3名)
- アスベストの除去、封じ込め、囲い込みについては専門の業者を紹介します。
PCBとアスベストは同年代に使用されてきた歴史があり、アスベストが使用されている建物には蛍光灯安定器にPCBが含まれている可能性があります。 このPCBに関してもPCB調査士が在籍しておりますので,アスベストとPCBの調査を同時に行うことができます。
建材製品中のアスベスト調査
- 建材製品中のアスベスト含有率測定をサンプリングから行います。
- 石綿分析技術評価事業(公益社団法人日本作業環境測定協会実施)のAランク取得者が測定を行います。
分析方法
- JIS A 1481-1 : 2016 建材中のアスベスト含有率測定方法-第1部:市販バルク材からの試料採取及び定性的判定方法
- JIS A 1481-2 : 2016 建材中のアスベスト含有率測定方法-第2部:試料採取及びアスベスト含有の有無を判定するための定性分析方法
- JIS A 1481-3 : 2014 建材中のアスベスト含有率測定方法-第3部:アスベスト含有率のX線回折定量分析方法
- 偏光顕微鏡
- X線回析装置のゴニオメーター
アスベスト顕微鏡
- クリソタイル
- アモサイト
- クロシドライト
分析対象
建材製品(吹付け材、耐火被覆材、断熱材、保温材、成形板、外壁など)
保温材や外壁などの層分析についてはご相談ください。
こんなところにもアスベストが使用されています
- Pタイル(床材)
- オフィスビル等の天井板
- スレート波板(屋根および外壁)
空気中のアスベスト分析
- 空気中のアスベスト濃度測定をサンプリングから行います。
- 繊維のSEM-EDX測定(A-SEM法)が可能です。
分析対象
- JIS K 3501-1:2006 空気中の繊維状粒子測定方法-第1部:光学顕微鏡法および走査電子顕微鏡法
- アスベストモニタリングマニュアル 第4.1版 (環境省 水・大気環境局大気環境課)
- 繊維状物質測定マニュアル (社)日本作業環境測定協会
- 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)(国土交通省)
分析項目
環境大気、室内大気、作業環境、解体作業現場- 室内環境サンプリング風景
- SEM-EDX 分析装置
大気・排ガス分析
分析対象
ボイラー、焼却炉、加熱炉、溶解炉、舶用ディーゼルエンジン、ガスタービンなど
分析項目
ばいじん、SOx、NOx、O2、CO2、CO、THC、NH3、HCl、Cl2、Hgなど
- ガスサンプリング風景
- 舶用ディーゼルエンジン排ガス測定
水質分析
分析対象
工場排水、海域、湖沼、河川水、飲料水など
分析項目
- pH、COD、SS、ノルマルヘキサン抽出物質等生活環境に関する項目
- カドミウム、六価クロム、シアン、チウラム、シマジン、トリクロロエチレン、ベンゼン、ふっ素、ほう素など
- ガスクロマトグラフ質量分析計
- ガスクロマトグラフ
- 高速液体クロマトグラフ
- サンプリング風景
- サンプリング風景
土壌分析
分析対象
土壌汚染、地下浸透、土壌改良、河川、湖沼、港湾など
分析項目
- カドミウム、六価クロム、シアン、総水銀、アルキル水銀、セレン、鉛、ひ素など重金属
- 有機リン、チウラム、シマジン、チオベンカルブなど農薬
- ジクロロメタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン、ベンゼンなど揮発性有機化合物
- 土壌ガスサンプリング
- ボーリング風景
廃棄物分析
分析対象
ごみ焼却灰、汚泥、廃砂、底質、土壌など
分析項目
- カドミウム、六価クロム、シアン、総水銀、アルキル水銀、セレン、鉛、ひ素など重金属
- 有機リン、チウラム、シマジン、チオベンカルブなど農薬
- ジクロロメタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン、ベンゼンなど揮発性有機化合物
- 最終処分場サンプリング
- ふるいによる試料調整
作業環境測定
分析対象
作業環境測定を行うべき作業場 ※作業環境測定を行うべき作業場と測定の種類についてはこちらをご覧ください。
分析項目
粉じん、特定化学物質、重金属、有機溶剤、一酸化炭素、二酸化炭素、温度、湿度、局所排気装置の風量の点検など
溶接・溶断ヒューム濃度測定について【PDF】- 作業環境測定の事例
呼吸用保護具のフィットテスト
フィットテストが法令で義務付けられている作業
- 金属アーク溶接等の作業を継続して行う屋内作業場(2023年4月1日施工 特定化学物資障害予防規則
- 作業環境測定の評価で第三管理区分に区分された作業場(2024年4月1日施工 特定化学物質障害予防規則、有機溶剤中毒予防規則、鉛中毒予防規則、粉じん障害防止規則)
マスクフィットテスト 詳しくはこちら【PDF】
所有装置:Transtech PortaCount 8048(短縮定量的フィットテストに対応、従来の約1/3の時間で測定が可能)
- フィットテストの実施状況
室内環境測定
住宅性能表示や学校環境衛生基準で必要な対象物質の濃度測定を行います
分析対象
学校、公共建築物、老人ホーム、病院などの施工後・改修後における室内空気環境
分析項目
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、スチレンなど文部科学省、厚生労働省、国土交通省が定める建材等から発生する化学物質
- パッシブサンプリング
- アクティブサンプリング
環境騒音・環境振動測定
測定例
- 特定建設作業に伴う振動・騒音計測
- 廃棄処分場における処分時の振動・騒音計測
- 店舗営業が民家へ及ぼす騒音計測
- 道路交通振動・自動車騒音計測
- 特定工場から発生する振動・騒音計測
- 特定建設作業に伴う振動・騒音計測
- 測廃棄処分状における処分時の振動・騒音計測
- 自動車騒音計測
- 特定工場から発生する振動・騒音計測
建築物空気環境測定
測定例
興行場、百貨店、事務所、学校等の粉塵、一酸化炭素、二酸化炭素、温湿度、気流などの空気環境測定
- 空気環境測定
- 空気環境測定
化学物質のリスクアセスメント
事業者に課された新たな義務
- ラベル・SDSの伝達義務
事業者は、使用する化学物質に関するラベルや安全データシート(SDS)を労働者に確実に伝達する必要があります。 - リスクアセスメントの実施義務
事業者は、化学物質の使用に伴うリスクを評価し、その結果を基に安全対策を講じる必要があります。 - ばく露低減措置の実施義務
リスクアセスメントの結果に基づき、労働者の化学物質ばく露を低減するための措置を講じる必要があります。 - 適切な保護具の着用義務
労働者に対して、適切な保護具を提供し、その着用を徹底させる義務があります。
化学物質のリスクアセスメント 詳しくはこちら【PDF】
労働安全衛生法に規定されたリスクアセスメントの実施を義務付けられている化学物質の中には、ばく露濃度の基準値(濃度基準値)が設定された物質と、設定されていない物質があります。例として、濃度基準値が設定されている物質についての化学物質のリスクアセスメントのフローを下記に示します。
化学物質リスクアセスメントのフローの一例(濃度基準値が設定されている物質についての場合)
- 【写真1】確認測定 (上記フローの2.確認測定)
- 【写真2】ばく露低減措置(ドラフトの設置) (上記フローの3.ばく露低減措置)
- 【写真3】ばく露低減措置後の確認測定 (上記フローの4.確認測定)
成分分析
鉄鋼分析
分析対象
機械構造用炭素鋼、鋳鋼品、鋳鍛造品、特殊用途鋼、軸受鋼、バネ鋼、工具鋼ほか鉄鋼、 銅合金、アルミニウム合金、マグネシウム合金、鉛合金、チタン合金、ホワイトメタル、ニッケル合金ほか非鉄
分析項目
C、Si、Mn、P、S、Ni、Cr、Mo、Cuなど
分析結果の活用事例
事故調査における材料分析。規定材料であるかの確認- 炭素・硫黄分析装置
- ICP発光分光分析装置
燃料油・潤滑油分析
分析対象
燃料油、潤滑油、絶縁油、再生重油、グリース、石炭、コークスなど
分析項目
密度、動粘度、水分、灰分、硫黄分、引火点、発熱量、酸価、塩基価、不溶解分など
潤滑油の変色原因調査や、装置・機器の不具合原因推定にご活用ください。- CHN計
- カールフィッシャー
- 自動燃焼管式硫黄分試験器
その他分析
金属や樹脂・ゴムの耐食性試験を実施します。
分析対象
セラミックス、コンクリート、スラグ、珪酸塩類、肥料、飼料、異物など
分析項目
鉛、カドミウム、六価クロム、水銀、窒素、リン、カリウム、塩化物イオン、フッ化物イオン、シリカ、FT-IRによるポリマーの定性、顕微鏡観察など
金属や樹脂・ゴムの耐食性試験
ステンレス鋼の粒界腐食割れ試験、使用環境を模擬した浸漬試験など- 硫酸・硫酸銅腐食試験